先輩社員インタビュー
【氏名】K.A
【部署】知的財産本部 知財翻訳グループ
【出身】立命館大学
国際関係学部 国際関係学科 卒
これが私の仕事
外国に特許出願するための翻訳はお任せください!
自分の発明について特許権を獲得したい!と思ったら、その発明がどのようなものであるかを詳細に説明し、権利として獲得したい発明の内容を明示する文書を作成する必要があります。これが「特許明細書」と呼ばれるものです。特許明細書は特許出願をする際に特許庁に提出しますが、日本特許庁への特許出願はあくまで日本での特許権獲得を目指すものであり、諸外国において特許権獲得を狙うのであれば各国の特許庁に“英語で書かれた”特許明細書を提出の上、特許出願を行う必要があります。この時に発生する日本語から英語への翻訳を行うことが、私の仕事です。仮にクライアントが意図する権利の内容を誤訳してしまうようなことがあれば、外国で獲得できる権利の内容が変わってしまうということですので、非常に責任があり、やりがいのある仕事です。
仕事で一番うれしかったこと
毎日が勉強。日々、多くの知識を吸収できます。
特許明細書には、例えばパソコンやスマートフォンといった、自分の身の回りにあるものに使われている技術の内容が書かれていることも多々あり、読んでいてとても興味深いものばかりです。また、中には専門的な知識を要するものもあり、そのような場合には、適切な翻訳ができるようにインターネットや本を活用して原文の意味を理解しなければなりません。このように、特許明細書を1件翻訳するという作業の中には、学びの要素がたくさん詰まっています。ある分野の案件を初めて翻訳したときに長い時間を費やしてしまったとしても、次回やるときに同様の文章がすんなりと頭に入ってくれば、「日々の勉強が力になっているなあ」と実感できて嬉しく思います。
この会社を選んだ理由
翻訳の未来を見据えた、先見的な会社!
近年「AI(人工知能)」という言葉を頻繁に聞くようになり、翻訳機械も今後益々精度が良くなっていくことが予想されています。「翻訳機械の精度が高まれば翻訳者は必要でなくなるのでは?」という悲観的な声もしばしば耳にしますが、個人的な考えとしては、翻訳機械は、翻訳者が高品質かつハイスピードな仕事を可能にし、翻訳会社がクライアントにより良いサービスを提供するための優秀なパートナーになっていくべきものだと思います。そして、これは全ての業界に共通することだと思いますが、大切なことは時代の流れに逆らったり漂ったりするのではなく、時代の波に乗ることだと思います。IPAは積極的な機械翻訳の導入に力を入れている先見的な会社であり、IPAでの仕事の経験は、翻訳者としての自分の将来にとって、とても有意義なものであると実感しています。
これまでのキャリア
大学卒業後、特許翻訳者を志し都内の特許事務所に入所。特許業務全般(手続関係等)や特許翻訳についての基本的な知識を学んだ後、都内の大手特許事務所に転職し本格的に外国出願用明細書の翻訳業務に従事。その後、業界に関する知見を更に深めるためIPAに入社。
先輩からの就職活動アドバイス!
就職活動をする上で大切なことは、自分が求めていることと会社と求めていることがうまくマッチングすることだと思います。IPAの知財翻訳グループでは、通常の明細書や中間書類の翻訳に加え、機械翻訳を駆使した新たなサービス展開も視野に入れて日々努力しています。また、仕事は忙しいですが、アットホームな社風でもあり、日々有意義に楽しく仕事ができる会社だと思います。自分が仕事を通して学びたいことや、会社環境がIPAとうまくマッチングすれば、自然と仕事に対するモチベーションも上がると思います。
IPAでの仕事を通して成長したい!と思える方は、是非応募してみてください。
IPAでの仕事を通して成長したい!と思える方は、是非応募してみてください。