「知的財産プロフェッショナル」集団

今回は、無限の可能性を秘めた人工クモの糸の記事を知財ニュースから見つけましたので紹介していこうと思います。　

産業革命以降、衣類・自動車をはじめとする化石燃料の時代になり、需要とともに地球温暖化等の様々な環境問題も出てきました。
今もなお、科学やデザインが発展していき化石燃料の使用は減らない一方です。

そこで、近年注目を浴びているSpiber（スパイバー）株式会社は自然界で最強の物質のひとつとされるクモの糸に目をつけました。

それにより、環境にやさしく強靭な人工クモの糸世界初の人工合成による構造タンパク質素材「Brewed Protein（ブリュード・プロテイン）」の開発に成功しました。

この人工クモの糸はただの糸ではありません！
なんといっても鋼鉄より4倍の強度をもち、石油燃料を一切使用せずに生産することができ、タンパク質で作られているため廃棄後は微生物によって分解される優れものです！！

また、実用化できる分野も幅広いです。
例えば、衣類分野では安全性・耐久性、建築分野では耐震性の向上、交通分野では安全性の向上・軽量化などに活用することができます。

このような万能な糸のライセンスを獲得するために、国内外問わず多くの会社が資金を調達しているようです。

今後、多くの企業が蜘蛛の糸を使い製品開発を進めることが予想され、
近い将来、地球上の多くのものが人工クモの糸で覆われる日が来るのかもしれません。。。