【欧州】EPOとUSPTO:新たな共通特許分類CPCを開始
2013年03月24日
IPニュース
欧州
欧州特許庁(EPO)と米国特許商標庁(USPTO)は、特許文献のための国際的な新たな特許分類システムとしての共通特許分類(Cooperative Patent Classification:CPC)スキームを開始したことを発表(2013年1月2日)した。
2013年1月以降より、EPOとUSPTOで用いられている欧州特許分類(ECLA)と米国特許分類(USPC)は、順次、新たな共通特許分類CPCに切り替ります。この新たな共通特許分類CPCは、今後発行される欧州特許文献や米国特許文献に付与され、過去分の欧州特許や米国特許についてもCPC特許分類が遡及して付与されていく予定です。
新たな共通特許分類(CPC)は、EPOとUSPTOの相互協力により、二庁間の特許付与プロセスでの重複業務の排除を目的に、2010年10月以降の2年弱で構築されたものであり、日米欧中韓の5つの特許庁(IP5)で検討を進めているIPCを細分化した共通ハイブリッド分類(CHC)にも大きな影響を与えるものと予想されています。
2013年1月以降より、EPOとUSPTOで用いられている欧州特許分類(ECLA)と米国特許分類(USPC)は、順次、新たな共通特許分類CPCに切り替ります。この新たな共通特許分類CPCは、今後発行される欧州特許文献や米国特許文献に付与され、過去分の欧州特許や米国特許についてもCPC特許分類が遡及して付与されていく予定です。
新たな共通特許分類(CPC)は、EPOとUSPTOの相互協力により、二庁間の特許付与プロセスでの重複業務の排除を目的に、2010年10月以降の2年弱で構築されたものであり、日米欧中韓の5つの特許庁(IP5)で検討を進めているIPCを細分化した共通ハイブリッド分類(CHC)にも大きな影響を与えるものと予想されています。
CPCは、EPOで用いられる欧州特許分類(ECLA)を基にし、EPO内部分類のICOとUSPCを組み合わせて、IPC対応のA~Hセクションと新技術分野のためのYセクションによってスキーム構築された特許分類です。このCPC分類数は約25万個に細分化され、約16万個のECLA分類の約1.5倍で、約7万個のIPC分類の約3倍となる巨大分類です。
CPC分類の公式WebサイトではECLAとCPCの対応、CPCとIPCの対応を確認することができます。
http://www.cooperativepatentclassification.org/cpcConcordances.html
EPOのWEBサイト(online training)でのCPC概要
https://e-courses.epo.org/course/view.php?id=167
EPO Webサイト(Espacenet)でのCPC分類
http://worldwide.espacenet.com/classification?locale=en_EP
欧州特許は2013年1月以降、現分類ECLAの付与を停止して新分類CPCを付与します。これに対して、米国特許については2015年1月以降に新分類CPのみの付与を開始し、それまでの2014年末迄は「USPCとCPCの両方」と「USPCのみ」のいずれかが付与される予定です。この点、米国特許の調査では注意が必要になるかと思われます。
CPC分類の公式WebサイトではECLAとCPCの対応、CPCとIPCの対応を確認することができます。
http://www.cooperativepatentclassification.org/cpcConcordances.html
EPOのWEBサイト(online training)でのCPC概要
https://e-courses.epo.org/course/view.php?id=167
EPO Webサイト(Espacenet)でのCPC分類
http://worldwide.espacenet.com/classification?locale=en_EP
欧州特許は2013年1月以降、現分類ECLAの付与を停止して新分類CPCを付与します。これに対して、米国特許については2015年1月以降に新分類CPのみの付与を開始し、それまでの2014年末迄は「USPCとCPCの両方」と「USPCのみ」のいずれかが付与される予定です。この点、米国特許の調査では注意が必要になるかと思われます。
参照サイト:CPC特許分類 公式Webサイト